上海浦東空港で中国東方航空の国際線→国際線の乗り継ぎを行う場合、預託手荷物を最終目的地までスルーチェックインしている場合や、預託手荷物がない場合は、中国に入国する必要はありません(手荷物を受け取らないといけない場合は、入国→手荷物受取り→チェックイン(荷物の預託)→出国、という手順になります。また、中国東方航空以外の航空会社を利用した場合にどうなるのかは、体験したことがないので分かりません)。
入国しない場合は、入国カードを書く必要はないですし、パスポートにスタンプを押されるわけでもありません。ところが、この空港では、入国は必要ないものの乗継カウンターで航空券の確認を受け、スタンプをもらう必要があります。その際、パスポートもあわせてチェックされます。そのため、流れとしては、到着→乗り継ぎカウンター→セキュリティチェック→出発エリア、という感じになります。
上海浦東空港で中国東方航空の国際線→国際線の乗り継ぎを行う場合に必要となるチェックは、さながら入国審査のような感じです。ただ、入国審査場と違って広いホールに行列整理のポールが立ててあって…という感じではなく、到着エリアの通路に行列する感じになります。
混雑していなければ、パスポートチェックのカウンターの前に並ぶだけなので大して問題ないのですが、混雑しているときはこの行列が結構な長さになります。事情を知らないと、何のためにここに行列ができているのかよく分からない感じになるので、心づもりをしておきましょう。
繁忙期には、この行列が1時間待ちを超えるくらいになることもあります。何もない到着通路に並ぶことになるので、これは結構堪えます。また、乗継時間がタイトな場合は、係員に申し出ないと乗り遅れの原因にもなるので、注意が必要です。
パスポートチェックが終わると、セキュリティチェックです。セキュリティチェックは、国際空港で行われている一般的な内容で、液体は100mlまでの容器に入ったもの限定で、ジップロックのような袋にまとめる、パソコンはバッグから出す、といった点に注意すれば問題ないと思います。ただ、レーンの数があまりないので、混雑時はここも並びます。
上海浦東空港での中国東方航空の国際線→国際線の乗り継ぎは、少なくとも繁忙期はお勧めできません。行列で時間がかかるからです。特にパスポートチェックは存在意義が謎なので、そんなことのために、どうして長時間並ばないといけないのか、と思ってしまいます。ただ、この空港の場合、乗り継ぎ用のセキュリティチェックレーンの数も少ないので、仮にパスポートチェックがなくなっても、結局そっちで並ぶだけになりそうな感じはします。
また、出発エリアのお店もそれほど魅力的ではないので、乗継空港としてそれほど優れている感じはしません。ただ、中国東方航空は航空券が安いので、上海経由だと安くあちこち行けるのは事実です。若いうちに色々体験するという意味では、それはそれでアリかもしれないなと思います。ただ、乗り継ぎにはくれぐれも余裕を持っておきましょう。
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イース
初版作成:2013年01月
最終更新:2017年07月