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ベルギー国鉄(SNCB)

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このページのもくじ

  1. はじめに
  2. インターネットでチケットを買う
  3. 駅でチケットを買う
  4. 乗り方
  5. 注意点
  6. 関連ページ
 

はじめに

 ベルギー国鉄は、ヨーロッパの鉄道の中ではあまり目立たない存在です。国土がそれほど広くないこともあって、国際列車を除けば高速鉄道が走っているわけでもありません。そんなベルギー国鉄の特徴をまとめてみました。

インターネットでチケットを買う

 ベルギー国鉄(SNCB)のウェブサイト(外部サイト)で、チケットを購入してセルフ印刷することができます。日本語表記はないですが、英語での表記はあり、週末の往復チケットや、セール期間限定の1日往復チケットなどの割引チケットもきちんと表示されるので、フランス語は苦手だけれど英語なら何とかなる、という人でもきちんと割引きチケットを買えて便利です。

 購入の方法は飛行機などの予約と同じで、出発駅と目的駅、時刻などを入力していきます。国際列車以外は自由席なので、座席の指定などはありません。ただ、曜日と区間にもよりますが、ブリュッセル・ブルージュ間などはかなり混雑することもあります。そんなときでも一等車はそこまで混みません。ベルギー国鉄の運賃はそれほど高くないので、少し奮発して一等車を買っておくとよいかもしれません。

 決済の前に、チケットの受け取り方を選ぶ画面が出ます。PDFでセルフ印刷するか、IDカードにチケットを乗せるかの2択です。旅行でベルギーに行く人はそんなIDカードは持っていないので、PDFを選択しましょう。後は決済を終えると、入力したメールアドレスにPDFのチケットが送られてきます。これを印刷して持って行けばOKです。



駅でチケットを買う

 ベルギー国鉄の駅にも自動販売機があります。ただ、私が見た限りではコインとベルギーで発行されているらしい鉄道専用カード以外は使えないものばかりでした。そのため、紙幣や一般のクレジットカードでチケットを買おうと思ったら、窓口に行くしかありません。

 また、ベルギー国鉄では、たとえば週末に1日で往復する場合の割引きといった割引きチケットが充実しており、窓口では適用可能な割引き運賃で売ってくれます(土曜日に窓口で「ブリュッセル・アントワープを当日往復でお願いします」とだけ頼んだら、ちゃんと週末割引切符を出してくれました)。

 というわけで、ベルギーの現地でチケットを買う場合は窓口に行くのが無難だと思います。ただ、大きな駅以外はフランス語かオランダ語でないと厳しいところもあるようなので、行き先と片道・往復の別などを紙に書いて行った方が無難です。

 

乗り方

 ベルギー国鉄には改札口はありません。また、刻印の必要もないので、切符を持って乗るだけです。そのかわり車内検札が徹底されており、車内で車掌に切符を渡すとスタンプが押されるというシステムになっています。

注意点

 ベルギー国鉄にはじめて乗るときに戸惑うのが、駅名の2か国語表記です。ベルギーではフランス語とオランダ語が公用語になっているので、駅名の表示も2か国語でされています。

 どちらの表記でも大して変わらない駅もあるのですが、たとえば旅行で通過することが多いと思われるブリュッセル南駅は、フランス語だと"Bruxelles-Midi"、オランダ語だと"Brussel-Zuid"という感じで、かなり違います。

 日本で発行されているガイドブックでは、フランス語の読みをカタカナ化したものが多いようですが、現地では併記されていたり、駅の柱ごとにフランス語の表示板とオランダ語の表示板が交互に設置されていたりと、色々です。海外で電車を降りるときの決め手の1つが駅のホームにある表示板という人も多いと思うので、注意が必要です。

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初版作成:2012年12月 
最終更新:2017年07月