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terの自動販売機の使い方

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はじめに

 フランス国鉄(SNCF)の多くの駅には、黄色のタッチパネル式の自動販売機(写真左)と、青色(地域によって色は違うかも)のダイヤル式の自動販売機(写真右)があります。



 タッチパネル式の自動販売機は英語モードが選べるので、旅行英語ができれば操作できると思います。一方、ダイヤル式の自動販売機はフランス語のみなので、いきなり操作するのは少しハードルが高いです。

 だいたいどの駅にも黄色の自動販売機があるので、普段はそれを使えばいいのですが、たまに壊れていることがあって、ダイヤル式の自動販売機を使うしかないこともあります。実際にはフランス語といっても、そんなに難しい単語が出てくるわけではないので、一度操作法を見ておけば臆せず使えるのではないかと思います。

使い方

 まず、自動販売機の操作盤は下のような感じになっています。

 右下にもカードが入るっぽい装置がありますが、これはSUICAのようなカードを入れるところで、クレジットカードの挿入口は暗証番号を入力するテンキーの上側にあるスロットです。このスロットの右側にコインの投入口があります(なお、コインが使えない自動販売機もあります)。

 何かボタンを押すと、下の画面(初期画面)に切り替わります。


 緑の決定ボタンを押すと、下のような画面に切り替わります。このページの写真はアルザスの自動販売機のものなので、以下の画面は全てアルザス仕様です。他の地域では若干違った表示になると思います。


 Tarid Normal(普通運賃)を選択すると、次のような画面になります。


 この画面に目的地の駅がない場合は、一番下のAutres Destinationsを選択します。すると、次のような画面になります。

 ダイヤルで目的地の駅の頭文字を選び、緑の決定ボタンを押します。すると、次のような画面になります。


 残りの候補を表示すると、次のような画面になります。

 ここまでの操作で行きたい駅が表示されない場合は、頭文字の入力を間違っていないか確認してみてください。頭文字があっているのに行き先が表示されない場合は、この自動販売機で目的の切符を買うことはできません。カバー範囲は不明ですが、この自動販売機はあくまで近距離用です。

 どの画面からでもよいのですが、行き先の駅を選択すると、適用料金を選択する画面が出ます。子供料金や回数券を選択するのでなければ、Tarif NormalでOKです。

 運賃を選択して緑色の決定ボタンを押すと、次は車両クラスの選択です。


 一等か二等かを選択して緑色の決定ボタンを押します。最後に、片道か往復かを選択します。ただし、なぜか片道は「往路」と「復路」に別れています。この自動販売機では出発駅が固定(操作しているその駅)されているので、あえて「復路」という選択があるのだと思いますが、普通はあまり使わない気がします。

 これで、行き先や料金の選択は終わりです。続いて、枚数を選択します。
 枚数の選択が終わると、決済画面です。現金で支払うの場合はコイン投入口からコインを入れます。カードで支払う場合は、カードの挿入口にクレジットカード(VISA又はマスターのICチップ付き限定)を挿入します。挿入の方向は、挿入口のところに絵で描いてあるように、カードの表面を上側にして、ICチップの端子が奥になるように差し込みます。カードは自動的に吸い込まれたりはしないので、自分できちんと奥まで差し込みます。

 続いて、暗証番号を入力するよう求められるので、操作盤のテンキーで暗証番号を入力し、テンキーの緑のボタンを押します。最後に、レシートが必要かどうかを画面で選ぶのですが、これはどっちでも、好きな方でよいです。当たり前のことですが、クレジットカードを挿入口に忘れないように注意しましょう。

 以上で、ダイヤル式の自動販売機でのチケットの購入は完了です。チケットはクレジットカーサイズなのでかさばりません。なお、このチケットも乗車前に刻印が必要です。ただ、切符の幅が刻印機の投入口の幅よりも狭いので、切符を刻印機に差し込む際は、挿入口の左側に沿って挿入するようにしてください。左側に寄せて挿入しないと、刻印機がエラーを出して刻印してくれません。電車に乗る前に、きちんと刻印できているかどうかをよく確認しましょう。

 
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初版作成:2012年06月 
最終更新:2017年05月