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リボーヴィレ/リクヴィール(Ribeauville/Riquewhir)

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このページのもくじ

  1. はじめに
  2. 交通アクセス
  3. リボーヴィレ
  4. リクヴィール
  5. 2つの村を歩いて移動
  6. プラン作成のポイント
  7. 関連ページ
 

はじめに

 アルザスの村巡りの中で、比較的行きやすいのがリボーヴィレとリクヴィールです。ただ、比較的行きやすいとはいっても交通手段は限られるので、事前にしっかり調べていくことをお勧めします。

交通アクセス

 リボーヴィレへは、コルマール(Colmar)とセレスタ(Selestat)からバスが出ています。リクヴィールへは、コルマールからバスが出ています。コルマール・リボーヴィレ間にもバスが走っています。
 ただし、バスの本数は少なめなので、交通事情をよく確認してから現地に行かないと、思わぬところでつまずきます。そうした面倒が嫌な人は、ツアーを申し込むのが楽だと思います。

 リボーヴィレの公式サイトで、バス時刻表を含む交通アクセスも調べることができるほか、運行を担当している各社のウェブサイトにも時刻表があります。リボーヴィレ・リクヴィールに行く際は、事前に必ず調べて、できれば時刻表を印刷していきましょう。

リボーヴィレ公式:
http://www.ribeauville.net/(外部サイト)
交通情報への直リンク:
http://www.ribeauville.net/client/1-article-3408~Arriver-a-Ribeauville(外部サイト)
トップページメニューのToulisme→左メニューのArriver a Ribeauville

<コルマールから>
 コルマールの駅舎を出て右手側から、106番のバス(リクヴィール経由)と109番のバス(リボーヴィレへほぼ直行)が出ています。リクヴィールへは106番のバスしか行きません。リボーヴィレはどちらのバスでも行けますが、車窓はブドウ畑の間の道を走る106番のバスの圧勝だと思います(↓106番のバスからの車窓。リボーヴィレ・リクヴィール間)。


 問題は、どちらの系統も本数がそれほど多くないことです。その上、日曜日はどちらの路線も運休です。平日も、109番のバスは水曜日と土曜日は運休になる便があり、さらに106番109番ともに学校が長期休暇の時期は便数が減ります。
 この辺の見当を誤って現地に行くと悲惨なことになるので、事前によく確認していきましょう。バス会社のウェブサイトと時刻表へのリンクは↓です。

106番系統
時刻表:http://www.royer-voyages.fr/horaires/lignes-regulieres/(外部サイト)

109番系統
運行会社:http://www.l-k.fr/(外部サイト)
時刻表:http://www.l-k.fr/fr/horairepdf.php?lignenum=109(外部サイト)

<セレスタから>
 リボーヴィレ行きのSNCFのバス(TERバス)が、1〜2時間に1本走っています。発着は、上記のリボーヴィレのバス停です。どういうわけかこのバス停にはTERバスの時刻表が掲示されていませんが、SNCFのサイトで列車と同じように検索することができます。このバスは、ストラスブール発着の電車と接続しているので、ストラスブールからリボーヴィレ/リクヴィールを訪れるのに便利です(逆に、コルマール発着の場合はかなり接続が悪いです)。

 表形式の時刻表は、リボーヴィレの公式ページのものが確実だと思います。
http://www.ribeauville.net/client/1-article-3408~Arriver-a-Ribeauville(外部サイト)

<リボーヴィレ・リクヴィール間>
 106番のバスが走っています。時刻表などは、上記を参照してください。

 

リボーヴィレ

 このエリアでは大きめの村です。他に比べると交通アクセスもマシなので、このエリアの村を1つ訪問するとか、どこか1か所で泊まるということなら、リボーヴィレがよいかもしれません。↓の写真は朝方撮ったので人が写っていませんが、それなりに観光地化しているので、日中は観光客の姿が目立ちます。


 バス停は、村の東外れのラウンドアバウトの東側、大きめの駐車場の横にあり、リボーヴィレを通る全てのバスはここを発着します。ただし、私が行った時は、バス停のポールには106番と109番の表示はあるもののterの表示はなく、また、掲示スペースには109番のバスの時刻表しか掲示されていませんでした。現地でバス時刻が分からなくなると大変なので、バスの時刻表は印刷して持って行くことをお勧めします。

リクヴィール

 リクヴィールは、リボーヴィレに比べるとコンパクトな村ですが、観光地化の度合いは同じぐらいなので、買い物や食事には困らないと思います。村の東側の入り口からプチトラン(機関車の形をしたトロッコ自動車)が出ており、村の裏手にあるワイン畑の丘の上に行けます(そんなに極端な高低差はないので、歩いても行けます)。丘の上から村を見下ろすと、中から見るのとは違った良さがあります。


 リクヴィールのバス停は、村の東側にある郵便局のところと、もっと東側(村の外)にあるラウンドアバウト手前にあります(もう1つ、薬局前というバス停もあるようですが、使わなかったので具体的にどこにあるのかは不明です)。ここは106番のバスのみ発着で、バス停には時刻表が掲示されていました。

2つの村を歩いて移動

 リボーヴィレとリクヴィールの間は、約6キロ離れています。2つの村を結ぶ道は2つで、東側に舗装された道路が、西側に未舗装の農道があります。2つの町のちょうど真ん中あたりに、ユナヴィール(Hunawihr)という別の村があり、西側の農道だとちょうどこの町を通り抜ける感じになります。ユナヴィールは、リボーヴィレやリクヴィールほど観光化していないので、途中でちょっと歩いて通過するには良い場所だと思います。

 迷うほど複雑な道ではないのですが、通りの名前が分かる地図は必須です。現地の観光局で地図を手に入れるか、スマートフォン・タブレット端末を使って位置を確認するのがよいと思います。なお、リクヴィールからリボーヴィレに歩いていく場合は、農道の入り口を見つけるのが少し面倒かもしれませんが、これさえ見つけてしまえば後は基本的に一本道なので、地図があれば何とかなるのではないかと思います。

 村と村の間の道はブドウ畑の中を進みます。ブドウ畑は丘の上にあるので、道にはある程度のアップダウンがあり、それなりに健脚でないとキツイと思います。そのかわり、ブドウ畑の丘の上から見る村やアルザスの平野の景色は壮観です。しかもこの辺りは特級畑がたくさんあり、それを示す標識もあったりするので、ワイン好きならなお楽しめます。



私が行ったときは、朝のバスでリボーヴィレやリクヴィールに行くと、帰りのバスは13時までなかったので、この丘歩きをするとちょうどよい感じでした。

プラン作成のポイント

 リボーヴィレ/リクヴィールの観光は、町並みや景色を楽しむのが中心になります。一方で雨の場合に代替になるような施設はあまりないので、最後はお天気次第です。

 そのため、リボーヴィレ/リクヴィールを旅行の中心に据える場合以外は、近くの都市を拠点にして、当日の天候をみて日帰りするとよいでしょう。最大の注意ポイントは交通アクセスです。日帰り往復の組み合わせで使えるバス便はかなり限られるので、事前にしっかり時刻表を確認しておき、当日も印刷したものを持参することをお勧めします。

 一方で、リボーヴィレ/リクヴィールで宿泊する場合には、天候に応じて到着時間と出発時間を調整できるようにしておくとよいです。到着日が雨なら、リボーヴィレ/リクヴィールに移動する前にどこかを観光して遅めに到着するようにし、翌日晴れたらじっくり観光しましょう。到着日が晴れなら、なるべく早めに到着して観光し、翌日は朝方少し町歩きをして早々に移動すれば無駄がありません。前後の予定に調整の余地を残しておくのがポイントです。

関連ページ

 
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初版作成:2012年06月 
最終更新:2017年07月