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イギリスの気候と服装

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このページのもくじ

  1. ロンドンの気候
  2. スコットランドの気候
  3. 服装の目安
 

ロンドンの気候

 ロンドンの気候は、夏は涼しく、冬はそれほど寒くない、一言で言えば過ごしやすい気候です。夏場でも最高気温が30度を超えることはそれほど多くありませんし、空気が乾燥しているので気温が上がっても蒸し暑さはあまり感じません。冬場は東京より少し寒い程度の感じで、氷点下5度を下回ることは滅多にありません。

 ただ、4月や10月に突発的に30度近くまで気温が上がることもありますし、逆に7月や8月の最高気温が20度を下回ることもあります。そういう意味では気温が読みにくい地域なので、旅行で行く場合はなるべく幅広い気温に対応できるように、脱ぎ着のできる格好をお勧めします。

 天気という面では、残念ながらすっきりと晴れることは少なく、曇りや雨の日は結構多いです。ただ、とんでもない大雨が降ることは滅多にないので、折りたたみ傘をいつも持ち歩いていれば特に問題はありません。

 ロンドンの気候で重要なのは、夏の日の長さと冬の夜の長さです。夏至のころは、朝4時ころに夜が明け、夜は10時近くまで明るかったりします。逆に冬は、朝8時ころまで薄暗く、夕方も4時には日が暮れてしまいます。そのため、夏に夜景を見ようと思うと結構遅い時間になりますし、逆に、冬に昼間の公園を歩こうと思うとかなり時間が限られてしまいます。

その他の地方

 イギリスは日本ほどではないものの南北に長い国で、ロンドンからスコットランドのエディンバラまでは500キロ程度距離があります。北に500キロも移動すると、当然それだけ寒くなります。スコットランドや北アイルランドでは、4月初旬でも最高気温が10度以下ということが珍しくなく、ジャケットに薄手のコートを着てちょうどという日も少なくありません。そうかと思えば25度を超えるような陽気になることもあるので、ロンドン以上に調整のできる服装を準備する必要があります。

 天気はやはり不安定で、ロンドンよりも雨の日が多いのではないかという感じがします。朝晴れていても、折りたたみ傘は必須です。

 最後に昼と夜の長さですが、ロンドンよりも北にあるので、夏はより昼間の時間が長く、冬はより夜の時間が長くなります。そもそも寒いので、個人的には冬のスコットランドはあまりお勧めしません。

服装の目安

 イギリスは天候が不安定で、4月や10月に30度近くまで気温が上がる日もあるかと思えば、7月や8月に最高気温が20度に届かない日もあります。そのため、基本的には脱ぎ着のできる格好がお勧めです。夏まっさかりでなければ、突然の寒い日に備えて薄手のコートなど羽織れるものを持っておくとよいでしょう。逆に暑い日に備える方向では、気温が高くなっても蒸し暑さはあまりないので、長袖シャツで何とかなることが多い印象です。

 真冬にイギリスを訪れる場合、少なくともロンドン近辺は滅茶苦茶寒くなるわけでもないので、ウールコートは欲しいもののダウンコートまではいらない、というのが個人的な感覚です。別な喩えでいえば、冬の東北に旅行するぐらいの感じで準備をすればよく、真冬の北海道に行くような覚悟は必要ないという感じです。ただし、これはあくまでロンドン近辺の話で、海辺の吹きさらしの場所に行くとか、スコットランドなどの北部地方に行くということであれば、それなりの防寒服が必要です。

 
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初版作成:2012年09月 
最終更新:2017年07月