[イースの Easytravel!]

両替とクレジットカード

トップページ → イギリス現地事情 → 両替とクレジットカード

このページのもくじ

  1. 英ポンドの両替事情
  2. クレジットカード大国イギリス
  3. 両替額の目安
 

英ポンドの両替事情

 英ポンドは、米ドルやユーロと比べればマイナー通貨です。そのため、日本での両替レートは米ドルやユーロと比べるとかなり見劣りします。

 ではイギリスに渡航してから両替したらいいのかというと、イギリスでは日本円はかなりのマイナー通貨扱いです。そのため、円→ポンドの両替レートはあまり良くありません(逆向きのポンド→円の両替は割と良いレートが提示されていることもあります。要するに、イギリスの銀行や両替商は日本円の現金などあまり持っていたくないのです)。

 両替に関しては、どこの両替のレートが有利だとか、トラベラーズチェックの方がレートが良いとかといった情報を色々なところで見かけます。けれど、特に旅行でイギリスを数日訪れるという程度なら、その短い旅行期間中にレートの良い両替店や、トラベラーズチェックを換金できる銀行などを探して訪問するのは時間の無駄です。必要最低限の額を予め両替して持って行くのが一番気楽でよいと思います。

 問題はどのぐらい両替するかですが、それは後ほど検討します。

クレジットカード大国イギリス

 イギリスはカード社会です。カードを使えない場所を探す方が難しいぐらいで、あえて挙げるとすれば、車内で料金を払うバスやタクシー、のみの市などの露店、飲み物の自動販売機、割り勘の清算、特別なサービスを受けた際に渡すチップ、ぐらいのものです。小さな個人商店でも、駅のコーヒースタンドのようなところでも、ほとんどの場所でクレジットカードが使えます。数ポンドの買い物をカードで決済することも普通です。

 ただし、イギリスでのクレジットカード決済は、いくつかの点で日本と違います。

注意点1:使えるのはVISAかMaster
 ヨーロッパはどこでもそうですが、日本で発行されているカードでは、VISAカードかMasterカードのどちらかしか使えない店がほとんどです。逆に言えば、VISAとMasterを1枚ずつ持って行けば最低限のところは何とかなります。

注意点2:IC端子付きカードが必須
 IC端子の付いていないカードでも、店頭での決済は可能です。ですが、身分証明書の提示を要求されたり、サインが必要だったりで何かと面倒です。さらに、カード利用可の自動販売機の場合、IC端子の付いたカードしか受け付けません。旅行に持って行くカードは、必ずIC端子付きのカードにしましょう。

注意点3:カードは自分で装置に入れて暗証番号を入力
 IC端子の付いているカードで決済する場合、レジの台のところにあるテンキーが付いた機械に自分でカードを挿入します。挿入するときは、IC端子の面を上にして、端子が奥になるように差し込みます。装置のディスプレイに金額が表示されるので、それをよく確認して暗証番号を入力し、緑のボタンを押します。つまり、カードの暗証番号を確実に覚えていなければいけません。また、金額が間違っていても、暗証番号を入力してしまうと決済は通ってしまうので、きちんと金額を確認するようにしましょう。

両替額の目安

 結局いくらぐらい両替すればよいのか、これが悩みどころです。あらゆる決済をカードで行う前提なら、現金は1人1日50ポンドもいらないと思います。ただ、万一に備えて帰国日に空港までタクシーで行けるようにするなら、保険として100〜150ポンド程度の現金を余計に持っておくのはアリかもしれません(結果的に使わなかったら、空港の免税店で買い物するか、少し美味しいものでも食べましょう)。というわけで、自分なら、1人1日30ポンド+グループで150ポンドぐらいを両替します。夫婦2人でイギリス2泊3日なら350ポンドぐらいで、骨董市などに行く場合はそこでの予算分を追加、という感じです。

 一方で、なるべく現金で支払いをしたい場合は、かなりの額を両替する必要があります。特にイギリスは外食が高いので、食事を全部現金で支払うとなると結構大変です。カード決済に比べると現金両替のレートはかなり悪いですし、多額の現金を持っての行動は危ないので、決してお勧めしません。

 最後に、両替の際は極力20ポンドまでの紙幣で両替してもらうようにしましょう。ポンド紙幣の最高額は50ポンドですが、イギリスでは50ポンド紙幣を目にすることは希で、店によっては受け取りを拒否されることもあります。20ポンド紙幣以下ならそういう心配はないので、最初から50ポンド紙幣に両替しない方が気楽です。

 
トップページ → イギリス現地事情 → 両替とクレジットカード(このページのトップへ
Copyright (C) 2017 イース
初版作成:2012年09月 
最終更新:2017年07月