[イースの Easytravel!]

パブの利用法

トップページ → イギリス現地事情 → パブの利用法

このページのもくじ

  1. イギリスのパブ
  2. メニューと価格帯
  3. 注文と支払いの方法
  4. 気軽な使い方色々
 

イギリスのパブ

 イギリスには、日本でいう居酒屋のような店はありません。その代わりではないのでしょうが、そこら中にパブがあり、夕方になると仕事帰りに気軽に一杯という人たちで賑わっています。

 パブはイギリス特有の飲食店で、日本だとこんな感じ、というのがあまりないのですが、テーブルのある立ち飲み屋、というのがイメージとしては近い感じです。知らないと取っつきにくいかもしっれませんが、実は色々と気軽な使い方ができます。旅行中にパブに行くのはそれ自体が観光という感じもあるので、お勧めです。

メニューと価格帯

 パブのメニューは、それぞれのテーブルに予め置いてあります。何が置いてあるかは店によって全然違いますが、一般的にはビールが数種類、サイダー(清涼飲料水ではなく、少し強めのシードル)、ワイン、ウイスキーといった飲み物と、店ごとに色々な食事メニューがあるという感じです。

 パブで提供されるビールは、日本の生ビールのようなよく冷えたビール(ピルスナー)、ギネスビールのような黒ビール(スタウト)に加えて、イギリス独特の褐色のビール(エール)など、色々種類があります。エールの生ビール(Real Aleと呼ばれます)は酵母が生きていて長期間の保存ができないようで、日本で飲む機会はまずありません。あまり冷えていなくて、独特の風味もあるので好き嫌いは分かれそうですが、イギリスに行くなら一度挑戦してみる価値はあると思います。

 ビールの価格は、1パイント(約570ml)で3〜4ポンド程度で種類によって細かく違います。

 食事のメニューはパブによって違います。やたらと食事が充実してるところもあれば、全く食事に力を入れていないところもあります。ただ、イギリスには「イギリス料理店」という感じの店がとても少ないので、イギリス料理を食べるならパブが一番気楽ではないかなと思います。

 食事メニューの価格はものによりますが、概ね15ポンド前後までの価格に収まるメニューが多いような感じです。そんなに安くはないですが、日本の感覚からすると巨大なプレートに山盛りで料理が出てくることも多く、酒のつまみという感覚で注文すると思わぬ分量に面食らうこともあります。

 

注文と支払いの方法

 パブに入ったら、立ち飲みをする場合以外はまず空きテーブルを探して確保しましょう。置き引きに遭わないように、なくなっても構わないパンフレット類などを置くとよいでしょう。食べ物を注文する場合はテーブルの番号が必要になるので、テーブルに表示されている番号を覚えるかメモしましょう。

 注文は、バーカウンターで行います。場所を確保してテーブル番号をチェックしたら、バーカウンターに行きましょう。このとき、テーブルに置いてあるメニューも一緒に持って行くとスムーズに注文できます。カウンターが混んでいる場合は、列ができていることもありますが、多くの場合人がカウンターに群がっています。店員さんはプロなので、だいたい群がった順に注文を聞いていきます。割り込みはできないので、店員と目があって注文を聞かれるまで辛抱強く待ちましょう。

 注文の順番が来たら、店員に注文します。食べ物を頼む場合などは口で言うよりメニューで示した方が確実です。飲み物はその場でグラスやジョッキに注いで渡してくれますが、食べ物は調理が必要なので、テーブル番号を聞かれます。後でその番号のテーブルに持ってきてくれます。注文が終了すると支払いです。飲み物はお金と引き替え、食べ物は先払いということになります。多くのパブでクレジットカードも使えますが、たまにクレジットカード不可のパブもあります。

 テーブルに戻ったら、買った飲み物を飲みながら食べ物が来るのを待ちます。混み具合にもよりますが、10分程度かかることもあります。

 食べ物や飲み物をおかわりするときも、バーカウンターに行って再び注文し、その時に注文した分を支払います。

 食べ終わったら、支払いは全て終わっているので、そのまま店を出ればOKです。チップを置く必要もありません。

気軽な使い方色々

 パブはあちこちにあり、気楽に入れるので、色々な使い方ができます。

 そこそこの値段でしっかり食べられるので、出先で適当な店がないときなどは、パブで昼食を取ることも時々ありました。パブによってはランチ用のお得なセットメニューがあったりします。

 また、ビール1杯から注文できるので、旅行中に電車を待つときに、駅前のパブでハーフパイント(約280ml)のビールを頼んで時間をつぶしたこともあります。

 やや邪道ですが、パブではコーヒーや紅茶も出しているので、次の予定まで時間が空き、しかもお酒は飲めないというときに喫茶店代わりに使ったこともありました。

 他にも色々使い方があると思いますが、気軽に入って明朗会計なシステムなので、イギリスのバーは使いこなせると便利です。

 
トップページ → イギリス現地事情 → パブの利用法(このページのトップへ
Copyright (C) 2017 イース
初版作成:2012年09月 
最終更新:2017年07月