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ユーロスター

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このページのもくじ

  1. はじめに
  2. 発着駅
  3. オンラインで切符を買う
  4. 切符の受け取り方
  5. 乗り方
  6. 車内設備
  7. プラン作成のポイント
  8. 関連ページ
 

はじめに

 ユーロスターは、英仏海峡トンネルを経由する国際列車です。ヨーロッパ大陸内の国際列車と違って出入国の手続はありますが、そんなに違和感なく使える手段だと思います。

発着駅

 ユーロスターのターミナル駅は、ロンドンのセントパンクラス駅(London St Pancras)、パリの北駅(Paris Nord)、ブリュッセルの南駅(仏語:Brussels Midi/蘭語:Brussel Zuid)です。いずれも都心部の駅に直接乗り入れるので便利です。

オンラインで切符を買う

 ユーロスターのウェブサイト(外部サイト)で購入できます。操作方法は飛行機のチケットを予約するのとそう変わりません。乗車日と出発地・到着地を選ぶと、その日の便と料金の一覧が出るので、希望の便を選んで必要事項を入力し、クレジットカードで決済するという流れです。

 決済後にセルフ印刷のチケットを選択すれば、自宅のプリンターで2次元コード付きの切符が印刷でき、乗車時はこれを自動改札にかざせば直接乗車できます。ユーロスターのチケット受け取りはたまに混雑していることがあるので、セルフ印刷はお勧めです。

 チケットは、早く予約すればするほど安く買えるので、予定が確定し次第手配するとよいでしょう。ただし、安いチケットは便の変更などができないなど制限も厳しいので、この点は要注意です。

 ユーロスターのサイトでは、ユーロスターそのものの切符の他に、ユーロスターから現地の鉄道に乗り継いで行く切符を買うこともできます(ただし、目的地は多少限られます)。別々に購入するよりも安い切符が手に入ることもあるので、乗り継ぎを考えている場合もまずはユーロスターのサイトで検索してみるとよいでしょう。

切符の受け取り方

 オンラインで切符を買った場合でも、セルフ印刷を選ばなかったときや、ツアーなどで切符の引換券が渡された場合には、現地で切符を受け取る必要があります。切符の受け取りは窓口でも機械でもできますが、窓口は大抵行列しているので、機械で受け取るのが便利です。

 機械での発券は、乗車予定者の名前や予約コードを入力するだけなので、特に難しいことはありません。決済に使ったクレジットカードを要求されるかどうかはよく分かりませんが、念のため持参することをお勧めします。また、機械の不具合や現地で手間取った場合に備えて、当日チケットを受け取るときは少し早めに駅に行っておいた方がよいと思います。

 

乗り方

 ユーロスターに乗るときは、まず自動改札で切符がチェックされ、その後手荷物の検査(空港のセキュリティチェックのようなもの)、出国審査(イギリス発の場合は出国審査は省略)、入国審査、という順番でチェックがあります。これらを全て抜けると待合室に出ます。

車内設備

 ユーロスターの車内は、日本の新幹線と同じように大部屋に椅子がならんでいるレイアウトです。ただし、新幹線と違って座席は回転しませんし、窓の位置と座席の位置も合っていません。そのため、進行方向を向いて景色が楽しめるかどうかは、運の要素が強いです。

 ユーロスターは各車両にスーツケース置き場があるので、大きな荷物を持っての移動も一応安心です。ただ、満員状態のときはスーツケース置き場もいっぱいになってしまうので、始発駅から乗る場合はなるべく早く乗車した方が無難です。

 車内のバーでは、コーヒーやビールなどの飲み物を購入できるほか、パリ地下鉄のカルネ(回数券)、ブリュッセル市内の1日乗車券、ロンドン地下鉄の1日乗車券といった到着後に便利なチケットが購入できます。目的地に到着した後の時間を節約するという意味ではお勧めです。

プラン作成のポイント

 ユーロスターを旅行に組み込む場合、早く予約すればするほど安い運賃のチケットが買える、というのがポイントになります。こうした安いチケットは変更や払い戻しに制限があるので、闇雲に予約すればよいというものではありません。しかし、旅行の予定が確実なのなら、なるべく早く予約した方がお得です。

 もう1つのポイントは、出発駅にどのぐらい前に到着しておくかです。都心から都心を結ぶとはいっても、出入国審査などもあるので出発ギリギリに改札に行くというわけにはいきません。チケットには30分前までに来るように書かれていますが、時間帯によっては改札が混んでいることもありますし、特にイギリス行きはイギリスの入国審査で時間がかかることがあるので、1時間前には出発駅に到着しておくと無難です。それでも飛行機よりは時間のロスは少なく、時間的にはユーロスターが優位です。

 逆に、飛行機にあってユーロスターにないのが、豊富な免税ショッピングです。空港でのショッピング自体を1つの観光目的ととらえるなら飛行機もアリだと思いますし、価格的にもうまく発券すれば飛行機の方が安いこともあります。この辺りは好みの分かれるところでしょうが、どちらかといえばユーロスターの方が万人向けな感じがします。

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初版作成:2012年05月 
最終更新:2017年07月