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プランAとプランB

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このページのもくじ

  1. プランA、プランBとは?
  2. 雨の日に備えたプランB
  3. 交通トラブルに備えたプランB
  4. 疲れが出たときのためのプランB
  5. ユニットの組替え
  6. 関連ページ
 

プランA、プランBとは?

 このページでの「プランA」というのは、一番行きたい目的地を軸に、天気や交通などのコンディションに問題がなかった場合のプランです。普通に旅行プランを立てる場合、このプランAを作っていることがほとんどです。

 これに対して「プランB」というのは、何かの事情でプランAの観光ができない場合の代替プランです。雨では楽しみにくい目的地でプランAを作った場合に、当日が雨だったときに備えて屋内で楽しめるプランを考えておく、というのが典型です。

 そこまでしなくてもよい場合も多いのですが、備えあれば憂いなしということで、いくつかのパターンを考えておくと、現地で突然雨に降られて呆然とする、といったことを防げます。

雨の日に備えたプランB

 晴れていないと楽しめない目的地というのは、案外多いものです。町歩きぐらいならまだしも、ハイキングなどのアウトドア系の予定を雨天決行するのは厳しいですし、高台から風景を眺めるタイプの観光地も、雨で視界が悪いと感動が半減してしまいます。

 庭園の類も、建物の中から風情ある庭園を眺めるタイプ(京都のお寺のようなイメージ)なら雨でも大丈夫ですし,場所によってはかえって風情がまして良いかもしれません。しかし、広い敷地を歩いて楽しむタイプの庭園(兼六園のようなイメージ)では、そうもいきません。しかも海外の庭園だと、雨によって風情が増すという感じでもありません。

 こういった、雨に降られたらどうにもならないタイプの観光をプランに組み込んでいる場合には、雨の日に備えたプランBを考えておく実益があると思います。

交通トラブルに備えたプランB

 旅行の途中で電車が不通になったり飛行機が欠航したりするというのは、旅行プランという意味ではかなりの非常事態です。旅行先に行く日に台風が来て飛行機が欠航になったとら、プランBどころか旅行自体が中止になりかねません。

 そこまでひどいことにはならないとしても、飛行機や電車が1時間単位で遅れるとか、乗り継ぎに失敗して2時間到着が遅れる、というぐらいのことは、普通の旅行計画でもあり得ます。特に海外旅行の場合は、日本ほど交通機関の精度が高くありませんし、ヨーロッパだとストライキに当たってしまうこともあります。

 こうした交通の不順があると旅行のプランは大きな影響を受けます。さすがに台風で欠航になるかどうかをプランを作る段階で予測するのは不可能ですが、目的地への到着が遅れた場合にどの訪問予定先を削るか、乗り継ぎの予定などをどう組み替えるか、といった程度のことは考えておいた方が無難だと思います。

私の場合、原則として目的地に向かう終電やその日の最終便は使わないようにして、もし予定の列車や便がキャンセルになっても、後続の便を使えるようにすることが多いです。その上で、減った時間でどこまで回れるかといったことを、ある程度思い描いていおくと、もしものときも冷静に対処できます。
 

疲れが出たときのためのプランB

 特に海外旅行で,1週間以上の旅をしていると、だんだん疲れてきます。旅行プランを立てる段階でも体力と相談しながら色々考えるわけですが、気象条件(異常に暑い/寒い)や混雑状況によっては、現地で予想以上に消耗することもあります。

 そういう場合に備えて、疲れた日はこうする、というプランを立てておくのも一案です。私の場合、1日の日程には1つか2つのコアになる目的地(どうしても行きたいところ)を軸に、その他の目的地を配置しています。そこで、疲れているときは、軸以外の目的地を全て外して、かわりに公園でのんびりしたり、昼食の時間を延ばしてちょっと豪勢なランチを食べたりするわけです。ただ、のんびりする場所というのもある程度は心づもりをしておかないと難しいので、訪問先の公園や、カフェが多くあるエリアの情報などを事前に集めておくことが多いです。

ユニットの組替え

 旅行のプランは、多くの場合1日単位で立てます。ということは、同じ都市に2日滞在する場合、この2日のプランは入れ替えが可能ということになります。

 たとえば、1日目に天気に左右される目的地に行くプランを立てていたとします。でも、当日の朝起きてみたら土砂降りの雨で、とてもそこには行けそうになかったとしましょう。一方で、2日目のプランは屋内が中心で、雨でも大丈夫だったとすると、土砂降りの1日目に、もともと2日目に行くつもりだったところに行けばよいわけです。そして、2日目に天気が回復すれば、もともとの1日目のプランを実行に移せばよいわけです(2日目も雨だったら、そのときは,プランBです。)。

 逆に、2日目に天候に左右される目的地の訪問を計画していたのに、1日目が快晴だったときも、プランを入れ替えて1日目に天候に左右される目的地を訪問した方がよいです。1日目の天候は快晴でも、2日目の天候がどうなるかは、何の保障もないからです。

 プランを組む際にこうした組替えを想定しておくと、様々な不測の事態に対応できます。午前中と午後といった形で1日を2つに分けて、入れ替えが可能なようにしておくのも一案です。朝雨でも昼から晴れる、ということもあるからです。何が起こるか分からない旅行では、柔軟に組替えができるプレハブのようなプランが強いです。

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初版作成:2012年05月 
最終更新:2017年07月