空港にはDLR(ドックランズ・ライト・レール)という新交通システムが直結しています。ロンドン市街へのアクセスは,DLRと地下鉄の組み合わせでほぼOKで、ロンドン中心部(ゾーン1)の各駅まで20〜40分ほどで着くことができます。
ただし、DLRはかなり枝分かれが激しいので、駅のディスプレイで目的地に行く列車かどうかをきちんと確認する必要があります。シティ空港に行く場合はウーリッジ・アーセナル(Woolwich Arsenal)行きに乗ります。乗車駅でウーリッジ・アーセナル行きが来ないときは、ポプラー(Poplar)かカニング・タウン(Canning Town)に行く列車に乗って、ウーリッジ・アーセナル行きに乗り換えましょう。
DLRは地下鉄と違って改札がありません。オイスターカードを利用する場合は、乗る前と降りた後にオイスターカードのチェッカーできちんと改札しておく必要があります。これを忘れると、検札に引っかかって不正乗車を疑われたり、次に利用する時にちょっと多めの運賃を差し引かれたりするので要注意です(検札は結構頻繁にあり、私は4回に1回ぐらいの割合で遭遇しています)。DLRに関する詳しいことは、
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搭乗時のセキュリティチェックは、ヨーロッパの空港で行われている一般的なもので、金属探知機の感度も標準的です。ヨーロッパでの空港のセキュリティチェックについては、
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ロンドン・シティ空港は小さな空港なので、空港免税店はあまり充実していません。おきまりのお酒と化粧品の店はありますが、これもさほど大きくありませんし、それ以外の品目はあまりない感じです。買い物事情にはあまり期待しない方がよいでしょう。
ロンドン・シティ空港をプランに組み込む一番のポイントは、この空港を発着する便をうまく組み込めるかどうかにかかっています。便利な空港ではあるものの就航先は限られ、しかも飛んでいるのは小さな飛行機なので便によっては席の埋まりも速いです。逆に、プランに組み込めさえすれば、後はかなり気楽に使える空港です。空港へのアクセスは良いですし、郊外鉄道やバスを使う必要がないのでアクセスにかかる費用も安いです。空港自体が小さいので、空港内の徒歩移動時間も少なめですし、入国審査もそれほど行列しません。色々な意味で楽です。
最後に、シティ空港に向かうフライトに乗る時は、進行方向左側の窓側座席を指定することをお勧めします。シティ空港に西側からアプローチする場合(感覚的には西側からのアプローチは半分以下の確率なので、これは運です)、飛行機がロンドンのシティ地区の南側の空を降下していくのですが、このときの景色はまるでシティ地区を遊覧飛行しているような感じで、とても見応えがあります。