搭乗時のセキュリティチェックは、ヨーロッパの空港で行われている一般的なもので、金属探知機の感度も標準的です。ヨーロッパでの空港のセキュリティチェックについては、
こちらのページをご覧ください。
スタンステッド空港の空港免税店は、これが格安航空会社中心の空港なのかと思うぐらい充実しています。面積的にはガトウィック空港の北ターミナルと同等ではないかと思えるほどで、ハロッズは入っていないものの、マルベリーなどのイギリスのブランドが買える店も出店しています。私が行った時はファイロファクスの品揃えが充実した文具店(?)があり、思わず買ってしまいました。
これらの免税店はイギリス国内線に乗る場合や、EU内を移動する場合でも利用できるので、イギリスからEUへ格安で移動するついでにそれなりに免税ショッピングを楽しむという意味では、割とお勧めかもしれません。
スタンステッド空港は、欧州内の格安航空会社の発着が中心で、利用客の多くはEU市民です。そのため、非EU市民の窓口にとんでもなく長い行列ができるという感じではありません。
そのかわり、開いている窓口の数もそれなりで、私が利用したときは非EU市民用の窓口は3つだけでした。窓口が3つでもスムーズに流れていれば問題ないのですが、そうはいかないのがイギリスの入国審査です。結局、スムーズに流れる窓口は1つだけという状態でした。ただ、そうはいっても入国審査の待ち時間は30分程度でしたから、イギリスの空港としては楽な方です。
屋根が高く開放的な空間なので、審査場の雰囲気もそれほど悪くはありません。日本からの旅行でスタンステッド空港を使ってイギリスに入国することはあまりない気がしますが、もし使う機会があったら、ここからの入国は悪くない選択だと思います。
スタンステッド空港の建物はかなり広く、搭乗口によっては空港内のシャトルでサテライトに移動しなければいけないこともあります。そのため、入り口から搭乗ゲートまで、全く迷わずに行ける自信があっても30分程度は見ておく必要があります。しかも、格安航空会社は出発の30分前にゲートに着いていないと乗り遅れることもあります。さらに、バスで空港に行く場合は渋滞で遅れる可能性も考慮に入れる必要があるので、最低でも1時間30分前、できれば2時間前には到着するようにプランを組みたいところです。
でも、スタンステッド空港は、ロンドンからかなり距離があり、空港までの移動にはかなり時間がかかります。この空港に出発の2時間前に到着しようと思うと、飛行機の出発時刻から逆算して電車なら3時間前、バスなら4時間前にロンドン市街を出なければいけません。たしかに格安航空会社の航空券は安いのですが、ロンドンから空港への移動にかかる時間やコストを総合的に考えて、本当にお得なのかをよく考えてプランニングすることが大切です。
逆に、スタンステッド空港はケンブリッジからは近く、2時間に1本ほどですが高速バスが出ています。かなりニーズが限定されそうですが、ケンブリッジに行くならスタンステッド空港の利用は割とよい選択肢だと思います。