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リストに順位を付ける

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このページのもくじ

  1. 順位付けの効能
  2. 季節限定のものを優先する
  3. 天候に左右される目的地を優先する
  4. 交通が不便な目的地を優先する
  5. マイナーな目的地を優先する
  6. 近い地域をまとめて訪れる
  7. 関連ページ
 

順位付けの効能

 行きたい先のリストができ、候補地の情報が一通り揃ったら、こんどはリストに順位を付けます。どうしてこんなことをするかというと、行きたいところ全部に行けるとは限らないからです。どこが譲れない目的地で、どこは諦めても悔いがない目的地かを順位付けしておくと、優先順位の高い目的地を軸にして効率的なプランを組むことができます。

 とはいえ、試験の成績を付けるわけではないので、あまり細かくランク付けしても仕方がありません。大まかなところで、絶対行きたいところ、できれば行きたいところ、隙間の時間に行けるなら行ってもいいところ、といった3段階ぐらいを考えておくとよいでしょう。

 このうち、絶対行きたいと思う候補地は、そこに行くこと自体が旅行の目的のようなものですから、それを軸にプランを作ることになります。しかし、たとえば「できれば行きたいところ」として複数の候補地がある場合に、その中でどれを選ぶかはなかなか難しい問題です。

 交通事情などのやむを得ない理由でプランが決まることもあるのですが、ここでは、複数の同じぐらい興味がある目的地をどのようにして絞っていくかを考えてみます。

季節限定のものを優先する

 春先だけ公開される庭園、特定の1ヶ月間だけ公開される建物、特定の季節だけに見られる自然の営み、特定の日に行われるお祭りといったものは、その時期に行かないと見ることができません。そして、仮に次に同じ地域を旅行することがあるとしても、都合良くその時期に再訪できるとは限りません。

 自分が旅行をするときに、この種の季節限定もののイベントや施設公開があるときは、まずそれを優先するとよいと思います。

天候に左右される目的地を優先する

 晴れていないと楽しめない観光地は、結構存在します。しかし、実際に旅行に行ったときに晴れるかどうかは、運の世界です。なので、たまたま訪問した時に天気が良かったら、天気が悪くても楽しめる他の目的地を差し置いてでも、天候に左右される目的地を訪問した方がよいと思います。天気が悪くても楽しめる場所がどうしても心残りなら、次の機会に来ればよいのです。

 ただし、天候に左右される目的地を軸に旅行プランを組んだのに、実際に行ってみたら連日雨だったということもあり得ます。何も準備せずに現地でこういう状態になると、1日無駄にする、なんていう勿体ないことになりかねません。そのため、実際にプランを組む際には、悪天候時の代替プランも用意しておいた方がよいです。代替プランの作り方は、「プランAとプランB」のページで紹介します。

 

交通が不便な目的地を優先する

 目的地によっては、交通手段が非常に限られていることがあります。たとえば、1日に3往復しかバスがなく、山道なので自分でレンタカーを運転して行くのは厳しい、醸造所で試飲をしたいので自分で車を運転するわけにはいかない、といった場面です。

 こうした目的地は、バスの時間が合わないなどの理由で諦めるしかなくなることも多いです。しかし、次に同じ地域を訪問する機会があっても、やはり交通は不便でしょうから、訪問できない可能性が高いです。その上、そういう不便な路線は最悪の場合廃線になってしまうこともあり、こうなるとどうしようもありません。

 そのため、交通が不便な目的地は優先順位を高めに見ておいた方が、総合的には悔いが残りにくいと思います。ただしそれは、その不便な交通をうまくプランに組み込める場合限定です。その目的地が、何を置いても訪問したい場所でもない限り、他の目的地を犠牲にして行くほどの価値があるかは、慎重に考える必要があるでしょう。

マイナーな目的地を優先する

一般的にはあまりメジャーではない目的地は、優先度を高めに見ておくとよいと思います。というのは、わざわざマイナーな目的地をリストに挙げた時点で、それなりにその目的地に興味関心があるのが普通だからです。

 また、将来同じ地域を訪れることがあったとしても、そのときの同行者によっては、そうしたマイナーな目的地には行きにくいこともあります。複数の友人との旅行では趣味に走った目的地には行きにくいですし、子連れの旅行では子供が楽しめそうかどうかといったことも考える必要があって、なかなか面倒です。だったら、思い立ったが吉日ということで、優先順位を高めに考えておくのがよいと思います。

近い地域をまとめて訪れる

 これは、無駄な移動時間を極力少なくするための方法です。一番行きたい目的地をまず考え、そこから距離的・時間的に近いところを順に思い浮かべていきます。それを繋ぐようにプランを作れば、移動時間を最小にして、より長い時間、目的地を楽しむことができるわけです。この順位付けのためにも、距離感の把握は重要です。

 時々、超メジャーな目的地ばかりを繋いで、そのかわりやたらと移動時間の長い旅行をする人がいます。北海道旅行やヨーロッパ旅行で陥りやすいパターンです。登別で温泉に入り、積丹半島でウニを食べ、富良野に景色を見に行く・・・なんてことを考えると、一体何キロ移動するんだということになってしまいます。これで天気が良ければ良いですが、富良野に行った日が雨だったりしたら悲惨です。

 一生のうちに一度しか行けそうにないような地域を目的地にする場合(南米とか?)なら、こういうプランの組み方もアリでしょう。でも、北海道なら国内ですし、ヨーロッパだってどうしても行きたければ次にまた行く機会を作ることはできるでしょう。それなら、超メジャー目的地を軸にした旅行を何回かすればよいのです。

 気に入ったエリアは、季節を変えつつ、超メジャーな観光地を軸にその周辺を見るようにすれば、無駄な移動時間も減り、季節限定の見所やイベントもより楽しめます。

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初版作成:2012年05月 
最終更新:2017年07月