情報が多いので、アクセス手段ごとに別ページを作りました。
ヒースロー空港には、5つのターミナルがあります。このうち、ターミナル1・2・3は相互に歩いて行くことができます。が、ターミナル1・2・3とターミナル4、そしてターミナル5は、全く違う場所にあり、歩いて行くことはできません。行き先のターミナルを間違えるととても大変なので、ヒースロー空港に行くときは、どのターミナルなのかをよく確認しておきましょう。
これらのターミナルの間を移動するには、各ターミナルの地下から出ている無料のシャトル電車に乗る必要があります。電車の待ち時間も考えると、ターミナル間の移動には30分程度を見ておいた方が安全です。
ヒースロー空港では、「荷物から離れないでください。持ち主の分からない荷物は破壊します」という内容のアナウンスが随時流れています。イギリスでは「荷物から離れないでください」とか「携帯品は常に持ち歩いてください」といったアナウンスはあちこちで聞きますが、「破壊します」とまで言うのはヒースロー空港だけのような気がします。ともあれ、テロ警戒のレベルはかなり高いので、セキュリティチェック後のエリアでも荷物は常に持って歩きましょう。
搭乗時のセキュリティチェックは、ヨーロッパの空港で行われている一般的なもので、金属探知機の感度も標準的です。ヨーロッパでの空港のセキュリティチェックについては、
こちらのページをご覧ください。
ヒースロー空港の空港免税店は充実しています。酒や化粧品といった定番の免税商品に加えて、イギリスの各種ブランドの店が入っている上に、ハロッズも入っています(ハロッズでも各種ブランド品の取り扱いがあります)。免税店の充実度ではヨーロッパ随一ですが、ワインの品揃えはそれほどよくないので、免税店でワインを購入したい場合はあまりお勧めできません。
ちなみに、理由は不明ですが、イギリスの空港免税店はイギリス国内線に乗る場合や、EU内を移動する場合でも利用できます。空港でのショッピング事情は、ヨーロッパの中でもかなり良い方です。
なお、ターミナルによって免税店の充実度には差があり、やはりBritish Airwaysが利用するターミナル5が最も充実しています。ヒースロー空港から出発するときは、免税店の充実度だけでもBritish Airwaysを利用する価値があると思っているくらい、ターミナル5はおすすめです。
ヒースロー空港の入国審査は長い行列で有名です。特に日本からの直行便が到着する時間帯は、どこのターミナルも長距離国際線の大型便が相次いで到着するため、とても混雑します。1時間待ちはザラで、運が悪いと2時間以上待ちです。この行列待ちはひたすら我慢するしかないので、何か時間をつぶせる物を持っておくことをお勧めします。特に子連れの場合には、気を紛らわしながらでないとなかなか厳しいと思います。
入国審査を終えると、ターンテーブルで荷物の受け取りです。大抵入国審査で長い時間並ぶので、荷物はターンテーブルを回っていることが多く、荷物を受け取るために長い時間待った経験はありません。でもそれって良いことなのかどうか・・・という感じです。
ヒースロー空港を利用する際は、何事も時間に余裕を持つことをお勧めします。特に入国は、入国審査でどれだけ時間がかかるか読めないので、入国後にイギリス国内線に乗り継ぐとか、特定の時刻のバスや電車に乗らないといけない、というようなプランを組むときは、十分すぎるほどの余裕を見ておいた方がよいでしょう。ただ、その余裕が単なる無駄になることもあるので、電車の切符などは、多少高くついても乗車便に制限がないタイプのものをお勧めします。
また、出発の際も、国内線やEU内路線なら最低2時間、日本便などの長距離路線なら3時間以上前に空港に到着するようにプランを組むことをお進めします。その際、万一自分が利用する予定の交通手段が止まってしまった場合に備えて、タクシーに乗れるよう100ポンド程度の現金を用意しておくと安心です(余っても空港で買い物に使えます)。
出発は出発で、ヒースロー空港はとても広い上に、時間帯によってはセキュリティが結構混雑します。早めに着いて、買い物をする時間があったらラッキーというぐらいの気持ちで向かうのが、精神衛生上は好ましいのではないかと思います。空港免税店がとても充実しているので、時間をつぶすのは簡単です。